こんにちは。大した話題ではないのですが先日経験したトホホな事象をせっかくなのでネタにしたいと思います。
もくじ
留学1か月目、日本からアメリカへ荷物を送ろう
そろそろ日本からの便りでも送ろうか、軽く決意したのがすべての始まり
子ども(→地方公立高から米国4年制大学留学へ!空港で見送った母の本音)が米国に留学して約1カ月、そろそろスーツケースに詰め込んだふりかけ類にも飽きたかな?ってことで、かさばらないものを郵便で送ってみることにしました。
国際郵便自体は、以前受け入れていた交換留学生の帰国時とか、LanguageExchange友達のスウェーデン人にドライマツタケのお礼を送ったときとかに使ったことはあったのですが、今回は久しぶり。
ということで、まずは基本のおさらい。
国際スピード郵便 (EMS/ Express Mail Service)って?
ちなみに、国際スピード郵便 (EMS/ Express Mail Service)は、世界中の郵便事業体が連携して提供している最もスピーディーな(はずの)国際郵便サービスです。日本では日本郵便(郵便局)が窓口となっています。
主な特徴
- 最優先で配送:通常の国際郵便(航空便・船便など)よりも優先的に輸送・配達されます。
- 全世界に対応:世界120以上の国や地域宛てに送ることができます。
- 追跡サービス付き:発送から受取まで、荷物が今どこにあるかをオンラインでリアルタイムに確認できます。
- 損害賠償制度:万が一の破損や紛失に備えて、実損額に応じた補償(2万円までは無料、追加料金で増額可)がついています。
他の配送手段(ヤマト・DHL・FedExなど)との違い
- 民間クーリエ(DHLやFedEx等):自社の飛行機や配送ルートを使って届けるため、非常に速く確実ですが料金は高めです。
- EMS:各国の「国営・公共の郵便局(米国のUSPS、日本の日本郵便など)」ネットワークを使うため、民間の国際宅配便に比べて料金が比較的リーズナブルで、手軽に利用できます。
送る際・利用時の注意点
で、ここがポイントなのですが、事前に送付物のリストを登録して印刷してもっていかなきゃいけない。これが結構メンドクサイ。
- 書類や荷物の送状作成:事前にスマホやパソコンから「国際郵便マイページサービス」などでラベルデータを作成して印刷する必要があります。
- 送れないものがある:危険物(リチウムイオン電池単体、香水、花火、スプレー缶など)や、宛先国ごとの禁制品は送ることができません。
- 通関(関税)の手続き:税関の判断によっては、到着国で通関に時間がかかったり、受け取り時に関税の支払いが求められることがあります。
海外へ急ぎで書類やプレゼントを送りたい時や、海外通販の発送・受取手段として広く使われている国際配送サービス…ということだったのですが。
通常は配達にどれくらいかかるの?
標準的な所要日数は、郵便局のページから送付物の重さや発送地、宛先などを選ぶと検索することができます。
https://www.post.japanpost.jp/service/send/oversea/list/delivery/ems/
ちなみに今回は関西からアメリカ北東部まで、表示された標準日数は11日とのことでした。
(以前は1週間くらい、だった気がするんですが…若干長くなってるかも。)
まあ急ぐものでもなし、ということで発送準備。
いざ、発送、その前に。
国際郵便の発送ですが、米国の場合事前に送付物のリストを作らなければいけません。
面倒なのは、
- 品名を英語で入力しなければならない
- たとえ値段なんかつかないようなものでもそれぞれ品物の単価を入力しなければならない
- うっかりおくってはいけないもの(肉エキス入りの食品や、アルコールを含むスキンケアクリームなど)がある
というあたり。
国際郵便マイページにログイン
とりあえずは、郵便局の国際郵便マイページなるものにアカウントを作成します。

内容物のリストを作成
まずは送り方の種類(今回はEMS)、差出人と宛先を登録したら、ポチポチとリストを登録していきます。
…前回子どもが高校で交換留学の時も思ったのですが、ヘアゴムだのシャーペンの芯だの、単価なんていくらにすればいいの?転売するわけじゃなし購入価格なの?メルカリ的な市場価格なの?ともやもや思いながら、結局はきわめて適当に入力。
実際に作成したリストはこんな感じ(子どもからのリクエストもあって結構こまごまとになってしまいました)。

ちなみに、品目は日本語で入れたら英語の候補が出てくるようになっていました。便利じゃん。

といった感じでなんとか制作、印刷して郵便局に持っていきます。
ちなみにもうひとつ大事なポイントとして
郵便局窓口で品物のチェックが入るので、封はせずにもっていったほうが無難
…めめめ、めんどくさい。
ちなみに受付自体はどこの局でもしてもらえるのですが、この確認に局員さんの慣れ不慣れが出てきてしまうので、スムーズに送りたい場合は大きめの局に行くほうがおススメです。
私の場合は、ひとつひとつチェックを受けるというよりは、「バッテリーなどは入ってるものはないですか?」「肉エキスの入ってるふりかけとかは含まれてませんか?」みたいなざっくりとした確認と、紛らわしそうなもの(食品など)は目視、といった感じでした。
そしてようやくお会計。子どもリクエストの数学の参考書なんかもいれていたので(これが非常に重い)、なんと料金約15000円。まじか。そこまでして送らなきゃいけないものあったか?となりながら、今さら送らないわけにもいかないのでとにかく発送。
まあこれであとは1~2週間くらいしたら届くか、とタカをくくっていたのですが……。
ここから、EMSの怒涛の「アメリカ迷走劇」がスタートします。
ようやく発送、がまさかの迷走の始まり
発送から2週間。子どもから届いたとの連絡もなく、聞いてみても未着とのこと。
ちょっと遅くない?ってことで、オンラインのEMSの追跡調査をしてみました。
ちなみに、日本郵便のホームページから追跡ができます。
日本郵便の荷物追跡サービス
ただ、EMSについては「試験接続中」とのことで、アメリカ国内の追跡の場合は、USPSの追跡サービスが利用できます。
動きが怪しいので、こちらのほうが詳しいかも、と利用してみました
USPS(米国郵便局/United States Postal Service)の追跡サービス
- USPS Tracking https://tools.usps.com/tracking
そして、実際のEMS追跡ログがこちら
- 9月2日 16:23 | 引受(日本)
- 9月3日 04:59 | 大阪国際郵便局にて処理
- 9月3日 05:00 | 国際交換事業所から発送(大阪国際郵便局)
- 9月6日 02:23 | 米国に到着・通関準備(ジャマイカ NY)
- 9月11日 00:08 | 通関手続き開始(Inbound Into Customs)
- 9月11日 00:09 | 税関通過(Inbound Out of Customs)
- 9月11日 00:09 | 米国国際処理施設に到着(ジャマイカ NY)
- 9月12日 10:52 | 施設到着(サバンナ GA)
- 9月13日 19:38 | 施設到着(ジャクソンビル FL)
- 9月15日 08:50 | 施設到着(シラキュース NY)
- 9月18日 12:57 | 施設到着(ブルックリン NY)
- 9月19日 04:11 | 施設出発(ブルックリン NY)
- 9月19日 05:42 | 施設到着(クイーンズ NY)
- 9月19日 06:49 | 施設出発(クイーンズ NY)
- 9月19日 07:13 | 施設到着(ジャマイカ NY)
- 9月21日 13:27 | 施設到着(シラキュース NY)
- 9月30日 13:40 | 施設到着(メトロ NY)
- 9月30日 19:07 | 施設出発(メトロ NY)
- 9月30日 20:41 | 施設到着(ブルックリン NY)
- 10月3日 09:18 | 施設到着(クイーンズ NY)
- 10月6日 06:15 | 施設到着(ジャマイカ NY)
- 10月6日 23:46 | 施設到着(クイーンズ NY)
- 10月8日 06:44 | 施設出発(クイーンズ NY)
- 10月8日 07:24 | 施設到着(ジャマイカ NY)
- 10月10日 09:52 | 施設到着(ユーティカ NY)
- 10月21日 06:29 | 配達郵便局に到着
- 10月22日7:55 | 配達完了。
…いやいや、何周しとんねーん。
そこで、9月末くらいの時点、これはさすがにないでしょ、ってことで郵便局に追跡調査を出してみました。
EMSが届かないときは郵便局に「調査請求」ができます
- 調査請求書/国際スピード郵便物調査用紙https://www.post.japanpost.jp/service/send/oversea/use/download/chousa.html
- この時、発送したときのリストが必要になるので手元に必ず置いておきましょう。
調査請求自体も英語で、封筒の荷姿とか書かないといけません。
私はEMSのマチ付きの封筒で送っていたので、
EMS official envelope with yellow and blue EMS logo print (approx. 32cm x 24cm x 3cm)
のように書きました。調査請求自体は無料でした。
大冒険ののちになんとか到着
結局、子どもからぼろっぼろの荷姿ながらなんとか届いた旨の連絡があった翌日、調査請求をしていた最寄りの郵便局から電話がかかってきて「配達済みの回答がありました」と。
「うん、知ってる」
ですが、調査請求しなかったら永遠に米国の配達網のなかをぐるぐる回っていたんじゃないの?この永久ループで犯罪の証拠とか証拠隠滅できちゃうんじゃないの?
…などと思ってしまい、いちおう公的に調査してくれる郵便局がある国の住民でよかったな、と思ったのでした。
ちなみに、もし届かなかったりロストしてしまった場合には、送料は返ってくるそうです。
そんな冒険譚に需要があるかはわかりませんが、まあ記録程度に置いておきます。何かの参考になったりすれば幸いです。
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