サイトに来てくださる方が増えて、検索ワードなどを見ているうちに1つ 気がついたことがあります。
それは「大人の英検 恥ずかしい」といった 検索が一定数あるということです。正直初めは何が恥ずかしいのかピンと来なかったのですが、学生さん達に混じって受験するという状況にハードルを感じる方がいらっしゃるようだ、ということに気がつきました。そして、それが結構な数なので、案外 みなさん同じような不安を持ってるのだということが分かります。
ということで、今回は何に対して「恥ずかしい」のか、ちょっと分析してみたいと思います。その上でそれぞれに対して「気が楽になる処方箋」も書いてみました。ぜひ、読んでみてください。
もくじ
[症状1]会場で、周りの若者に対して恥ずかしい?
[処方箋]大抵の学生受験者は自分のことに必死。周囲をバカにする余裕はない
例えば周りが学生が多かったとして、まわりの大人を見て「何この人?」なんて思うでしょうか。答えは「否」でしょう。学生さんたちはたいてい、学校や進学などに「必要だから」受けに来ている人がほとんどです。つまり、「自ら進んで」受けに来てる率は低い。自分が合格するかどうか、でいっぱいいっぱいなはずです。
ぶっちゃけ、周りの大人がどうとか気にしてる余裕などないでしょう。あったとして、そんな子達に、尊敬されこそすれ、自ら学ぶ大人が物怖じすることがあるでしょうか。むしろ「うわどうしよう、あんな気合の入った大人まで来てる。それに引き換え自分は全然準備できなかった、受かる気しない…」と内心慄いている子が相当数いるはずです(笑)。
[症状2]こんな簡単な級受けて、とレベルが気になって恥ずかしい?
[処方箋]周りをバカにする余裕のあるほど自信があるなら、上の級を受けている
そして、一番重要なことですが、周りをバカにするほど余裕のあるくらい自信満々なら、上の級を受けているでしょうから、その場にいる人は殆ど皆、自信などないはずなのです!(ちなみに、最上級である英検1級は大人率が高い…というか受験者は殆ど大人なので、さらに問題ないです。)
[症状2]いい歳して受けるなんて、と世間の目が恥ずかしい?
[処方箋]英検は年齢を重ねた大人が取り組める知的な挑戦。むしろ誇るべし!
英語学習は学校教育の中だけのものではありません。何歳からでもスタートできて、自分の視野を広げてくれる素晴らしい自己研鑽の一つ。むしろ歳を重ねると新たなことへの挑戦をしなくなる人が多い中で、誇るべきことだと思います。
そして、英語学習にゴールなどありません。途中に設けた目標は達成することはあっても、「もう英語学習しなくてもいいや。完璧!」など、英語ネイティブでもない日本人が到達することなどないと私は思います。
朗報(追記) 日本実用英語検定協会も応援してくれている!
「英ナビ!」改め「生涯学習」アカウント。むしろ王道です!
2023年10月から、英検の実施機関である日本実用英語検定協会も、英検を「生涯学習」のためのツールとして位置づけ、大人の英検を応援してくれるようになってます!(もともとしてくれてたと思いますが)。詳しくはこちら!
語学は一生ものの道のりです。何をゴールとするかは人それぞれでしょうが、私には「英検1級受かったらもう勉強しない」とか、「国連英検特A級受かったらもう勉強しなくていい」とか、そういうゴールはありません。実際合格した後も「自分がやってきた勉強」は続けてます。理由は楽しいから、面白いからです。私もおばあちゃんになったって可能な限り英語は勉強しつづけるつもりでいます。
なので、年齢問わずチャレンジを続ける皆さんの仲間として、心から応援しています。Let`s keep trying!