こんにちは。今回は時々登場している交換留学帰りの高校生ネタです。留学前に一夜漬け受検して不合格だった英検準1級に無事合格しましたので、そのご報告ついでに本人の英語遍歴をちょっと振り返ってみたいと思います。(と書き出してから、骨折入院やら年度替わりやらで半年も放置していました…(-_-;)ので、受かったのは半年前です。)
もくじ
交換留学前後で英語力爆伸び、英検準1級も無事合格
しかもGP1+9でした。
+9って、もうほぼ上位級である1級に受かるんじゃないかと思わせる点数です。とはいえ1級はさすがに対策ナシで受検すると語彙パートだけはちょっと難しいかな、と思いますけど、ポテンシャルは十二分にあるということ。素晴らしい。ついでに本人、帰国後すぐにTOEIC945も取ってますので、学校から表彰もして貰ったようです。そんなのあるんですね。
効いたのは「英語育児」?「家庭内英語教育メソッド」?…ではありません
さて、そんな高校生の英語力、「家庭内での『私(親)』の英語教育のお陰です、メソッドはこちら!」みたいな紹介をしたら儲かるのかな…などと思いつつ、実際そんなことはやってない(笑)。いえ正直に言えば、当時流行りだしていた英語育児に憧れるものの、自分に財力も気力も全然足りないことに気が付いたんですよねトホホ…。そこにぶっこむよりは自分の英語学習にリソースを割いていたかった。
なので言えるのは、「子どもたちの横で自分の英語学習はひたすら続けていた」「子どもの関心とレベルに応じてピンポイントで効きそうな学習法を認めたor勧めた」ことです。
これまでの親子それぞれの「英語歴」
ということで、具体的に振り返るために親(筆者)の英語歴とも並べてみました。
本人 | 筆者(親) (英語遍歴全般はこちら) | |
保育園 | 野放し(たまにiCarlyの英語版DVD見せてた) | 英語やり直し開始 Podcastリスニング+多読 スタート、時々オンライン英会話 |
小学1年生 | くもん英語 | 継続 |
小学2年生 | くもん英語(英検5級)卒業 英語学童へ移行 | 継続 TOEIC960 |
小学3~4年生 | 英語学童 | 継続 |
小学5~6年生 | 野放し(学習塾) | 継続 |
中学1年生 | くもん英語 中学の英語がオールイングリッシュ | 継続 |
中学2年生 | 野放し | 継続+みんちゃれスタート iKnow!+パス単スタート Cambly, IDIY集中利用 |
中学3年生 | 交換留学準備開始 ELTiS受検 iKnow!開始 | 継続 英検1級合格 |
高校1年生~ 交換留学(アメリカ) | (留学前) 英検準1級敗退・Netflix英語視聴 (留学中) ホームステイ&公立高校通学(10か月)、Netflix継続 | 継続 ブログ開始 副業開始 |
帰国~高校1年生(2回目) | (帰国後) 帰国後TOEIC945 英検準1級合格 | 継続 国連英SA級合格 |
親としてこれは効いたかな?と思うこと
公文英語からの英検5級合格と幻のハワイ行き
小学校入学のころ、あまり深く考えず家の近くにある公文教室に「行ってみる?」と聞くと「行く!」ということだったので、算数と英語を開始。その流れで「英検5級受かったらハワイに連れてってあげる」というエサ(結果として大嘘、ごめん)で釣ってみたところアッサリ合格。その後親の常套手段でハワイ行はうやむやに(コラ!)。その後ずっと文句を言われていましたが、今となっては「小3のハワイ1週間と高校の交換留学1年間、自分に投資してもらうとしてどっちが良かった?」と返して、文句を封じています(笑)。しかしこれ、下手をすると親子関係にひびが入るので、皆さんはどうかマネしないでください。
英語学童(小学生中学年)
これはある日本人がどこかでチラシを見つけて、「行きたい」と言い出しました。私自身が勧めたわけではないのですが、楽しそうだったんでしょうね。ということで、くもんは卒業し、週1回通うことに。ネイティブの講師陣と毎週いろんなアクティビティをやっていて、クラフトやらなんやら持って帰ってきて楽しそうでした。当時周りにはE〇Cジュニアとかベル〇ッツとか通わせてるおうちもありましたが、ジュニアは大して…だし(ごめんなさい!)マンツーマンのネイティブ英会話はこの年齢でぶっこむにはお高すぎるしコスパが宜しくない、と思いスルー。私の住む地方都市では英語学童はハシリというか増えだした当初でした。今思えば「英語『を』お勉強する」より「英語『で』」何かを楽しむ、英語の環境に浸る」という意味で、この英語学童は私の推してる英語学習のスタイルにも沿ってたんだな、と思います。
公文の英語(中学1年生)
これだけはちょっと親の誘導入りました。ちょうど自分が英語の多読でリーディングの威力を体感していたころで、くもんの英語のリーディング力定着への定評はあったし、教材を見てみても「確かに」っていう感じだったので、ちょうど受験が終わって1年、完全に野放しにするよりは、「英語できたら楽しいし得だし、中学受験終わって塾はないし次はくもんの英語だけでもやってみたら」と勧めてみました。結果、高校生教材までは続けて、学校が忙しくなってきたあたりで終了しました。期間的には短かったですが、リーディングだけだとあんまり「楽しく」はない学年に無理にさせるより、読解力の有無で差がついてくる中学生あたりで導入できて、ちょうどよかったんじゃないかな、と思います。高校生教材くらいまで読めてたら、あとは多読のGraded Readerやら普通の英語素材が読めますしね。(今更聞けない「多読」ってなあに?―英語のリーディングを苦行から楽しみに!)
Netxflixの英語音声+英語字幕視聴(中3~高校生)
もうここらへんまでくると私がやってるのとそうやることは変わりません。ただし、Netxflix見てもいいけど見るときは絶対「英語音声+英語字幕」だよ!とそれだけはしつこくいいました。どっちかだけ日本語だったら絶対そっちに頼っちゃって意味がないから。でも最初の方はできてないときもあったように思います。交換留学へ挑戦することが決まってから、本人も自覚が出たのか英語オンリーにシフトしていってました。(韓国ドラマで英語学習?!K-drama「セレブリティ」をイッキ見)
1年間のホームステイ&交換留学
留学までの経緯はこちら(高校生の子どもが交換留学に。親が出来ることは?)。もともと留学前も英語が得意な方でしたが、さすがにネイティブ並みということはなく「英語の割と上手な純ジャパの子」だったのですが、一年の交換留学を経て「…ん?アメリカ育ちなの?」みたいな喋りになって帰ってきました。語学力的にも、留学前不合格だった英検準1級に上記の成績で合格しましたし、TOEICも945に。ちなみに、親バカかなとは思うんですが、英会話のグループレッスンなんかで「学生時代留学してました」「ちょと海外住んでました」みたいな人はいろんなパターンを見てきましたが、1年の留学だけでここまで脱・ジャパニーズイングリッシュに成功した事例はあんまり遭遇したことがなく。たぶん「〇歳まで英語圏住んでました」「インター通ってました」って言われても信じちゃうんじゃないかな?って感じです。
結局、親の影響はいかほど…?
結局のところいかほどが本人の資質+努力でいかほどが親の影響かというのを定量的に分析することなんてできないわけですが、先日本人と喋っていたとき、「まわりに『帰国子女とかでもなくて1年でよくそんなネイティブみたいに英語喋れるようになったね、どうして?』って聞かれたら、(めんどくさいので)『ママがずっとうちで英語のポッドキャスト聞いててリズムとか耳に入ってたから』って答えてる」って言っていました。…まあ本当は上に書いたような諸々の要素が絡み合った結果であって、それを全部説明するのがリアルにめんどくさいんだろうな、と思うのですが(笑)、間接的にでも効いてるなら、とっても嬉しいことだな、と思います。(ここまでできるおうち留学。「徹底的英語漬け」環境のご紹介!)
ということで、
「親が横で英語漬けしてる環境」も多少は効いたんじゃないか説
自分自身の英語力があがるのは単純に楽しいし、ついでに子どもの環境としてプラスになっていたなら願ったりかなったり。ということで、皆さんも、子どもの英語力上げたかったら子どもに「勉強しろ!」って言う前に、まずは「自分が」勉強、いえ英語学習を楽しんでみませんか?子どもだけにやらせておくのはもったいないです。もちろん、大人がやって楽しめる方法がたくさんありますよ!