こんにちは。引き続き入院中の筆者です。
今回は、もうそろそろいいかな、ってことで、我が家のTOEIC945の高校生が交換留学先のアメリカで遭遇したトラブルについてご紹介したいと思います。
もくじ
高校に銃を持った不審者が侵入?で警察出動
渡米後しばらくして現地のハイスクールも始まり、なんとか慣れてきたかな?という時期のある日、本人から「学校に銃を持った不審者が侵入したみたいで、今教室でロックダウン中」とラインにメッセージが。
うえぁおおおおお?!!!!!
時間にすれば朝の4時頃(現地時間は昼前)、布団の中でまさかの連絡に凍りつく筆者。
まさにアメリカ!!!なんて今では書けますが、これ親としては筆舌に尽くしがたい恐怖。具体的にどんなやりとりをしてたのかテンパリ過ぎたのか記憶が欠落しているのですが、わかったのは「警察が来ている」「誰かが銃を持って校内にいる様子をSNSにあげているらしい」……!!!
いやいやいや…どうしようううう!
…どうもできないやん!!
するとしばらくして、「ロックダウン解除になった」「授業中止になった」「ホストペアレントが迎えに来てくれた」と連絡が…。
…良かったぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙!!!
結局はフェイクであったことが判明
その後の話では、SNSに投稿された動画?に映っていたのはフェイクの銃で、それを持っていたのは生徒。ふざけて投稿していたのを誰かが見つけて、警察に通報→ロックダウン、の流れだったようです。
いやでもアメリカ、銃乱射事件のニュースは珍しくない印象ですし、本当の事件が100%起きないなんて誰にも言えません。本当にフェイクで良かったです。
アメリカの学校では日常「ロックダウンドリル」
この話を当時うちにアメリカから来ていた交換留学生にしたところ、「避難訓練は毎年していた」とのこと。さすがアメリカ。YouTubeにもたくさんありました。
そして、サンディ・フックでの事件の後は、より踏み込んだ「アクティブ・シューター・ドリル」なるものを導入する学校もあるようです。その様子がこちら。
子どもたちが机や椅子でバリケードを築いた後、教師が「自分の身を守るものを何か手に持ってね、ペンとかハサミとか」(…!!!)という指示をしています。保護者のコメントも「こんな小さな子どもたちがこんな訓練をしなきゃいけない国に住んでいるだなって、これが現実なのかって…(涙)」いやもうほんと泣く!!。校長のインタビューによると自衛のための銃も校内に設置しているそう。そしてトドメはレポーターの締めの言葉、「今後は教師が動けなくなった(incapacitated)場合の訓練も予定されています」…いやぁぁぁ。
ただ、このアクティブドリルは全国的ではなく、米国内で議論も分かれており「それ自体がトラウマになる」という意見もあるようですが、非常に同感です。でも「警察が来るまでの3分間にいろんなことが起こり得る」との校長の主張も説得力があります。なんて現実。
これを見ていたら行かせたかどうか…?
「お子さんがアメリカに?よく認めましたね?」
上の発言は、「子どもがアメリカに交換留学に行ってる」と話をしたときに、韓国出身の人から言われた言葉です。特に安全面を危惧しての発言でしたが、正直ビビりました。ああ、私が非常識だったのか?と。
もしこのへんの知識がある今、子どもに「アメリカに交換留学に行きたい」と言われたら、正直両手を挙げて賛成する自信はないのですが、本来知っておくべきことだったな、と親としては反省しています。
日本の常識とは違う国
今となっては、結果として何事もなく無事に帰ってきてくれたことに感謝しかありません。こうした経験も(今だからこそ言えますが)本人の中では「日本の常識と海外の常識とは違う」という実体験になったろうと思います(私にもなりました)。
この記事を読むあなたが留学をしたい本人であれ保護者であれ、希望される行き先がアメリカなら、一度ご家族としっかり話し合っていただければと思います。
そして、留学予定はないけど読んでいただいた英検学習中のあなたなら、「銃規制の是非」あたりのテーマのネタとして、英検のライティングや面接のトピック対策の参考としていただければと思います。