もくじ
大人の教養―ディベートに特化したポッドキャスト
今や世界にはありとあらゆるテーマのポッドキャストが存在しますが、ディベートに特化したPodcastというものもあります。ディベート?とピンとこないあなた。英検1級のライティングと2次試験の対策と、ディベートとの間には密接な関係があります。それがこの番組を熱くおすすめする理由。
ただ、このポッドキャスト、ネイティブ同士が熱のこもった主張を繰り広げてるので、スピードは速いです。英検1級対策としては凄くお役立ちなので、勉強中の方はぜひ聞いてください!
Intelligence Squared U.S. Debates
最近とりあげられたテーマは例えばこんな感じです。
Should we use gene editing to make better babies?
http://intelligencesquaredus.org/
より良い子どもたちを得るために、我々は遺伝子編集技術を使うべきか?
しっかりControversial、議論が割れそうな内容ですね。
もうひとつタイムリーなテーマも。これなんかはそのまま英検の筆記もしくは面接のトピックとして使われそうです。
Will Artificial Intelligence Do More Harm Than Good?
このテーマに対して「Agree or disagree」、賛成反対に分かれて熱い議論が交わされます。この形式、お気づきかと思いますが、
英検1級の筆記試験、ライティングの形式と全く同じ
なのです!
議論の展開(内容)以上に注目したい、「使える表現」
さて、聞くときに留意したいのは、主張そのものをどう展開するか以上に(そこも大事ではありますが)、議論を展開する際の枕言葉や、反論する際の言い回しです。なぜか。もちろん、トピックが違っても使い回せるからです。
ざっと聞いただけでも、次のような表現を拾うことができます。
- Of course it could go wrong, but rather than 〜, we should 〜.
もちろんうまくいかない場合もありますが、それでも~よりは~すべきでしょう。 - The benefits must outweigh the harm.
利点がマイナス点を上回るでしょう。 - Similarly, …, For example, …, And on the top of that, …
同様に…、例えば…、そして何より… - My strong belief is ….
私は~~と強く確信します。 - I think it’s far-fetched to think that …
私は~と考えるのは行き過ぎだと思います。 - So the bottom line is ….
ですから、つまるところは…
こんな感じです。使えそうな表現がいっぱいありますね!
これらは、議論の流れを示す表現として、ライティングも二次のスピーチも同じように使える表現です。こうした言い回しをなるべくとっさに出せるように、たくさん聞いて、書きとめたり繰り返し音読したりしてストックしておきましょう。そうすれば、当日は自分の組み立てる主張のポイントのみに意識を集中できますね。
というわけで、リスニングのトレーニングのみならずエッセイライティング対策も面接対策も同時にできてしまう、一粒で三度美味しいPodcastのご紹介でした。毎回いろいろなテーマが取り上げられていますので、ぜひ聞いてみてください!
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