もくじ
「いつかは1級」もいいけれど
私が40代で英検1級を受験し始めたときに抱いた印象は、中高年の方は英検1級の勉強そのものがライフワーク化しがちであるというものでした。もちろん、当時私もその一人でした。
学生の頃から漠然とした憧れであった1級。就職に結婚に育児に…と目の前のことに追われるうち気がつけばもう40代。仕事でちょっと時間の余裕ができたタイミングで、「憧れてるだけじゃ一生合格しないじゃないか!」と受験し始めたものの、主に語彙のレベル不足がネックになり、勉強しても今一つ手応えが感じられない状態が2,3年続きました。
その間に、「さすがに独学じゃ無理か…」と弱気になり、通訳学校の「英検1級対策講座」なるものの見学に行ったこともあります。平日の昼間に行ったせいもあると思うのですが、周りは見事に40代50代以上の主婦らしき方たちばかりでした。内容は「英検1級の過去問の精読」で、正直あんまり覚えていません。ただ、「皆で過去問囲んで日本語の解説聞いてても特に受かる気がしない」と思ったことを覚えています。
実際に英検1級に合格しているのはどんな人たち?
次に、実際に受験した時の印象はどうかと言うと、受験生の中には20代30代の方もたくさんおられました 。留学帰りっぽい学生さんや英語でバリバリ仕事されてそうな30代ビジネスマン風の受験者のなかで若干の肩身の狭さを感じながら実験をしたこと覚えています。ただ、中高年も一定割合おられ、心強く思いました!
ところが、3度目の正直で突破した一次試験 の面接試験会場では、なんとぐっと中高年層の率が下がっているように感じられました。 これは 20代30代の受験者層の中で不安だった私自身の心理が影響している?とは思うのですが、私の他にミドルエイジ以上は2、3人。二次試験はもちろん全体の数が減っているので、あまり大雑把なことは言えないのですが、「え、周りみんな若いな〜」とドキドキしていたのは覚えています。
英検1次試験の合格率の年代別の統計は公開されていないようですが、1級は他の級とは違い社会人が多いのは確か。一方で、受からないと生きていけないような状態というのは考え難いテストのため、難易度の高さもあって受験が長期化してしまい、次第にライフワークしてしてしまう…という現象もあるように思います。
本気で英検1級に合格するには、お金がかかるものなの?
ただ、やはり目指すからには本気で合格を果たしたいもの。こちらのサイトでご紹介している、いろんなツールを上手に利用して、継続の力を味方にしていけば、高価なスクールや体育会系の短期集中メソッドに頼らずとも「なんとなく目指してるんだけどいまいち点が代わり映えしない…」というかつての私のような状態からは脱却できると思います!
かつての私みたいな「受かればいいのにな…」の若干腰の引けた姿勢でも、面白くないことを我慢して体育会方式で挑む方法でもなく、自分の合格に足りない部分を鍛えながら、かつその過程も楽しんでしまうという欲張りな姿勢を貫いてもらえたらと思います。
合格したからって止めない、自分で身に着けた勉強法は英語力と並ぶ「一生もの」
合格してやはり思うのですが、英検1級合格というのはゴールではありません。学ぶ楽しさに終わりはありません。好きな方法、楽しめる方法なら合格後も苦にならず続けていけるのです。「もう、あんな大変な勉強したくない」という合格者のコメントを読んだこともあるのですが、「自分にあった」勉強法ばかりを追求してきた私は、合格したからって「もうたくさん」なんて風には思いません。
まだまだ英語で知りたいこともできるようになりたいこともたくさん。それこそ英語を通じて学ぶ・楽しむことを本来のライフワークにしていけると信じています。
英検合格を越えて広がる世界を楽しむためにもぜひ、楽しくかつ効率的に勉強するお手伝いと伴走がしていけたら!と思います。
こちらもぜひお読みください…