よくツイッター界隈とか英語学習本のコピーなんかではあると思うんですが、こういうのは端的に言って英語学習者の不安な心理につけ込んだコピーなので気にしなくて良いのに、と思います。自慢じゃありませんが英検1級に受かったからって知らない単語もイディオムもスラングもまだまだあります。ネイティブじゃないから英検受けるんだもの。
もくじ
枝葉ばかりを覚えても幹は育たない
でもしかし。そこで際限なく「そうか、こういうときそう言うのか、覚えなきゃ!」なんて積み上げていっても、英検1級合格に直結しません。だけど、基本の表現や文法をきちんと自分のものにしていれば、「通じる」英語運用力は身につけることができます。それが「基礎」の意味です。枝葉ばかりを追いかけても効率が悪いのです。自分が積み上げるべき語彙や文脈は意識して選んでいきましょう。
スラングばかり覚えてもフォーマルで使えない
また、「ネイティブのよく使うナチュラルな口語表現(スラング)」と「英検対策で身につけるべき語彙」は、往々にして違います。もちろんナチュラルかつ場を選ばない「基本」表現はありますが、だいたい出る単のイディオムやっときゃ大丈夫です(笑)。
「フォーマルな表現かどうか」「場にふさわしい表現か」も、口語表現ばかりを追いかけていては見分ける力がつきません。「ネイティブはこう言う」などと「日本語で」読んでないで、生の英語に直接触れればいいんです。
日本語の解説読んでても触れる英語量が少ない
ですので、そのような「ネイティブは…」などと「日本語で」書いてある情報を追うのは、英検上位級合格を目指すあなたは卒業しましょう。これも、日本語の解説を読んだって解説されている表現に「しか」触れられず、効率が悪いからです。
そうではなく、洋書やPodcastや、ネイティブによる生きた英語の情報を追いましょう。遠回りに思えても、一番の近道です。というか、その時点であなたもネイティブの表現に触れているわけです。一部を切り取っているだけの英語学習ビジネス界隈の中の人の情報に動揺する必要はないのです。
「◯◯を言えますか?」に惑わされないために!
そのうち、
「ネイティブはこう言う」→「それニュースサイトとか書籍とかの文脈では出てこない口語表現なんじゃない?知らなくても英検1級には関係しなさそうだからスルーでいいか」
「○○を言えますか?」→「私ならこう言うかな。別に正解が一つあるわけじゃなし、ナチュラルさは丸覚えより自分の経験で積み上げていくしかないし」くらいのスルースキルはついてきますよ!