もくじ
高額な英語コーチングスクールの料金にのけぞる
40万、50万は当たり前?
英語のコーチングスクールが台頭しています。いただいたお仕事の関係でリサーチしてみたのですが、料金は1ターム(数カ月~半年くらい)で40万、50万といった金額が並んでいて、思わず二度見してしまいました。
え?
もちろん、優秀な専属コーチやコーチングのトレーニング、独自のメソッドなどアピールポイントはあるのですが、結局は一定の時間を英語学習に費すことを応援することを謳っているところが多かったです。
そう、教えくれる、とかではなく、「応援」です。自分で学習するのをお金を出して見守ってもらうわけです。
…そ、それに数十万もかぁ~?!
結局”コーチ”してくれるのは「英語に触れる時間を増やす」こと
コーチングスクールのサイトを比較していくとわかりますが、英語力を伸ばすには、毎日1.5時間〜3時間自分で英語に触れる時間を確保しましょう、というようなとこが目安として書いてあります。別にそのスクールがその時間分みっちり教えてくれるわけではありません。結局「自分で」学習するのをコーチしてくれるわけで、やるのは自分。
そこまで既に書いてあるのに、さらにそれをお金払ってまで人に言ってもらわなきゃダメなのか。
…ズバリ、一人ではなかなか継続できないものだから、なのでしょうね…。
でもちょっと待って。そのお金、本当に払わないと、ダメ?…ぶっちゃけ、「みんチャレ」で良くない…?
私達が人に言われなくてもできることは?
ずばり、「楽しいこと」です!
私の場合、一人で10年近くやり直し英語を独学で続けてきました。でも辛くなかったのは、いや楽しかったのは、自分が楽しめる素材を使うことにとことんこだわったからだと思います。
お金で意志力を買う(正確には、意志力の弱さを補う)かたちだと、お金のない人は諦めてしまいそう。
お金払わないと英語力なんてつかないんだ、留学とかしないと日本にいて英語なんてしゃべれるようにならないんだ…。
…いやいや、いつの時代の話ですかと。
今や、英語学習に使えるコンテンツはあふれてます
これだけネットもポッドキャストもオンライン英会話もAIも、便利なツールがあふれていて、日本にいたら、独学じゃ身につかないなんてわけはないじゃないですか。
私が高校生の頃なんか、英語の音源なんてお金出して買うしかなかったんです。で、買うと「カセットテープ」が送られてきて(若い人、見たことないでしょ!)、録音されている同じ話を繰り返し聞いて…そんな時代とはもう違うんですよ!と、声を大にして言いたいのです。
私が英語コーチでは稼げない理由
ちなみに、コーチはTOEICスコア900以上を謳うところが多いです。
私のTOEICスコアは960(もうだいぶ前なんで公式としては使えないスコア)ですが、正直かつてはコーチのお仕事貰えるかな?とふと考えてみたこともあるのですが…いやいや…絶対「こんなことにお金使ってないで、好きな内容の素材を自分で探せば2.3時間も苦じゃない上に高いコーチ料不要ですよ?」とか言ってしまいそうだなと思いました。絶対採用されないやつです。たぶんこのブログもコーチングスクールのアフィリエイトに採用されることすらないでしょう…。
一部の経済力のある恵まれた人だけが特別に英語力を伸ばす日本より、「やる気」もしくは「楽しむ気」と、ちょっとしたコツで英語力が伸ばせて、英語でやりとりできるよ!仕事も割となんとかなるよ!って人が増えるほうが日本人全体の「国際化」だと思うし、そちらの未来のほうが見てみたい、と思っています。
例え英語学習にさける予算が限られていても、自分にあった方法やコンテンツを見つけられれば、英語学習を続けることができて、身に付く。経済力や環境に依存せず裾野が広い分、日本人の総体的な英語力は上がると思うのです。
お金のかからないやり方って、誰も宣伝しない
でももうちょっと、お金を使わないやり方が広まっていいんじゃないかなあ…と、コーチングの広告を目にするたび、思っています。高額なほうが儲かるから広告宣伝費も使えるけど、「いやー、そこらへんのネイティブのポッドキャスト聞いたらいいよ!ただし好きなやつ!」とか言ってる時点で、儲からないわけですが。でも私の目指すはお金じゃなくて、日本人にとっての英語のハードルがちょっとでも下がることと、日本にいて英語しかできない人の日本社会のハードルがちょっとでも下がること。
まあ気長に行くか、ということで、このブログでは引き続き「人に言われなくてもやっちゃう、楽しめちゃう」もしくは「意志力がなくったって続く環境づくり」をテーマに、英語学習の仕方を発信していきたいな~、と思います!