最近読み始めた本が面白いです。ボリュームが大きいのでちょっと怯んだのですか、一章20〜30分分程度で読めると気づいてからペースがつかめてきました。これはKindleで読書の進捗状況が把握できることの効果ですね。
もくじ
洋書リーディングは英語力アップに欠かせません
洋書を読むことは、私にとっては欠かせない「英語力の定着」手段です。これを止めてしまうと、英語力が伸びることは決してないし、やめたら退化すると思っています。
リーディングは、重要さにおいてリスニングやボキャビルに引けを取ることは絶対にないですし、むしろ要(かなめ)です。そんなリーディングスキルををどう鍛えるかにはいろんな方法がありますが、私が選んだのは「多読」でした。そして、その中で読んできたのは、自分が面白いと思う洋書です。英字新聞や市販の教材は、正直、大して読めませんでした(というか挫折しました)。
「英字新聞を精読」は英語学習として本当に効率的なのか
個人的にですが、一定の英語力はあって英語も積極的に勉強するけど、洋書はハードルが高くて…、という人にもたまに遭遇しますが、「もったいない!」と思ってしまいます。
一方で、英検を目指す真面目な英語学習の皆さんは「英字新聞」を読まなきゃいけない!と思いがちのようです。そして勉強の様子を見ていると、多読よりは精読されてる方が多い印象。悪くはないと思うんですけど、新聞ってよほど語彙に慣れてないとなかなかテンポよく読めませんよね。そこがデメリットです。
新聞は毎日楽しんで隅から隅まで読んでる、とかならいいんですが…。「自分の好きな洋書」なら、普段読まない新聞読むよりたぶん面白いのに?
「流れに乗る」ことの効用…読解力は理屈だけじゃない
もしあなたに「英語は精読しないと勉強にならないんじゃ?」なんて固定概念があるとしたら、これまでの学校英語の弊害です、と声を大にしていいたい。そんなことないんです。リーディングの力をあげるのは、きちんと意味をとれるだけではなく、「流れに乗って読める」ことが大事。
この「流れに乗る」のは、精読だけでは身に付きません。ある程度の量を「ある程度のペースで読み続ける」必要があります。ランニングなら長距離走。最初からゴリゴリの難しい文章を読むことにこだわるよりは、平易でよく使われる言い回しを「あ、この表現ね、知ってる知ってる」って思いながら「サッと読み流せる」ようになったほうが、遠回りなようで近道なのです。
何回も同じ表現に出くわせばそればナチュラルで基本の表現なのだとわかるし、たまに出てくる語彙があればそれが難易度が高い言葉なんだ、とか、こういう文脈で特に使われるんだ、とか、例文学習や精読だけでは得られない「文脈」や「前提」が学習できるからです。
やっぱり「楽しめるもの」をたくさん読もう!
もちろん、時事ネタや世界情勢に関心があって新聞のほうが「楽しい」「面白い」貴方はどんどん読むべきですが、「読まなきゃと思って購読したけど全然読めない」みたいな場合は、思い込みを捨ててそれはお休みして、代わりにKindleを買いましょう。そして気になるタイトルの洋書のサンプルを片っ端からダウンロードして、「これなら読めそうだ」というものを見付けましょう!
洋書読書の壁は思うほど高くありません。ただし、コツはあります。やったことがないという方は、ぜひ一度試してみてください!
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