もくじ
一体何年足踏みしたのか
20年の「英語離れ」期間
筆者は学生時代に英検準1級に合格。その後英語を全く使わない職種で 17年間働きました。一度の転職で多少は英語を使うようにはなったものの、日常的には 全くと言っていいほど使わない環境にいました。なので、やり直しを始めるまでに20年くらい経っています。で、やり直しを始めてからだいたい10年、合計約30年ですね!なんてこったい。この間にひと一人成人して中年になってますよね。しかし!「始めるのに遅いことは決してない!」の見本っていうことで。
やり直し英語のスタートからTOEIC960まで
学生時代は「英語好き」だったのが、そのまま上の「英語離れ」期間を経て、「もうちょっといけるはず」的な不完全燃焼具合を抱えたまま過ごし、もうどっぷりアラフォー、転職前に少し時間ができたので英語のやり直しを始めました。まずは手始めにTOEICを受験。もともとガジェットおたくの傾向があったため、ポッドキャストやスマートスピーカーには早いうちから飛びついていました。そんな中続けていたポッドキャストのリスニング効果でか、何度目かでスコアが960に。正直これは「自分の体感英語力」を上回っていました。そのへんで、「これ以上TOEICの点を上げても会話もライティングもできるようにならないし、世間の評価と実力のギャップが広がるばっかりであまり意味がないぞ」と感じ、いよいよ英検1級にシフトすることにしました。
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続く長いトンネル…英検1級連敗期
現実は甘くありませんでした。意を決してそれなりに気合を入れて挑んだものの、結果は2度の1次試験不合格。
そうです、TOEIC960だろうが英検1級に落ちるやつはいるのです。(いや、めっちゃデキるTOEIC900台もちゃんといますからね。全員がそうではありませんのでご注意を)私がまさにそれでした。
以前も書いた通り、でる順パス単を買ったはいいものの全然覚えられないまま、覚える努力すらできないまま日々が過ぎていき、「英検1級なんてよほど英語をバリバリ使っている人しか合格できないんだ…趣味程度でやってる私には無理なんだ…」という諦めモードに落ちていました。
ただ、この時期、英検1級自体にはやややさぐれモードになりながらも英語から離れることはなく、趣味として楽しめる範囲で、ポッドキャストのリスニングや海外ドラマにはまってみたり、といったことは続けていました。今振り返ってみれば、日常的に英語に触れるようにはし続けたこと、これが結構大きかったと思います。
2つのアプリとの出会いで、変化の兆しが…!
しかしそんな私を変えたのは、ある日見た勝間和代さんのYou Tubeでした。その中で勝間さんは、「みんチャレ」というアプリの紹介をしていました。早速インストールしてみたところ、そこにはたくさんの英語学習のチームがあることを発見しました。
英語コーチングスクールに数十万?!「みんチャレ」なら月数百円!
このアプリを最大限に活用し、まずは仕事で必要だった他の資格試験をクリア。習慣化の威力を意識するようになっていきました。
この時期と並行して、iKnow!のカスタム登録機能を発見。これにずっと本棚に鎮座して筆者を責めていた(ように感じられた)でる順パス単の登録作業を始めます。始めると同時に、「これなら着実に覚えられる」という実感が!そのまま継続した結果、7か月ほどで、数年間放置していた出る順パス単の英検1級の語彙を 7〜8割暗記することができました。なんということでしょう。iKnow!さんホントにありがとう。
この頃には、英検1級の過去問を解いても語彙パートが安定して6〜7割は取れるようになってきていました。「出る単の単語はホントに出る」とその威力を思い知った瞬間でした。
また、語彙パートの手ごたえが出てきたことで俄然やる気が出て、ライティングもきちんと対策しておこう!と、前から気になっていたIDIYを活用して英作文も継続していました。
3度目の正直で無事突破!
そして、iKnowを使った出る順パス単の習得度が8~9割になったころ挑んた一次試験は、無事突破!そのまま二次試験もいろいろ心の中でのドラマはありつつ一発合格したのでした。
振り返れば、最初に英検1級を受験してから気がつけばなんと6年経過していました。準1級合格からはなんと…30年近く!!
もしかして筆者は英検準1で足踏みした最長記録ホルダーかもしれません。全くもって名誉なことではありませんが、それだけにその道のりの長さはよく知ってます。いや、相当遠回りしてきたよね、と。
遠回りしてきたからこそ、皆さんにお伝えしたいこと!
そんなわけなので、同じ英検1級を目指す皆さんの陥りがちなラビットホールの在処も深さもわかります。筆者自らハマってきましたから(笑)。ですので、このブログではそんなラビットホールの避け方やハマってしまった際の脱出方法などもお伝えしていきたいと思っています。
これだけ遠回りしたやつでも合格してるんです。諦めず、「いつかは…」なんて自分の夢を額縁に入れて飾ってしまう前に、肩の力を抜いて、でも戦略的に、「楽しんで続けられる英検対策」、始めましょう!