今回は、興味深いテーマのドキュメンタリー番組、BBC Outlookのエピソードから。
もくじ
Why I’m singing songs for my transgender dad / BBC Outlook
イギリスのパンクミュージックのシンガーソングライターFrank Turner氏のインタビュー
典型的なイギリスの中流階級の家庭に育ち、有名な寄宿学校に通わされたものの、家庭にも学校にも居場所を見いだせずパンクミュージックにのめりこんでいったフランク。厳格な父親は大反対しますが、実はその父親がトランスジェンダーで…というお話し。
BBCのこのプログラム”Outlook”は、珍しい体験をした人々のインタビュー形式でその体験を掘り下げるもので、筆者もよく聞いているのですが、今回もぶっとんでいて驚きました。
番組では、大学入学、両親の離婚、父のカミングアウト、そして新たな形の家族の繋がりについて語られます。
エピソードはこちらから
https://www.bbc.co.uk/sounds/play/w3ct1k4j
英検1級レベルもしくはそれ以外で重要な単語
- destructive
- picture-perfect
- social mold
- retrospect
- alternative culture, music
- vicious temper
- prestigious boarding school
- self-harm, suicide radiation
- irrevocable
- collectively
- stumble
- undiluted
- manifest
- demonstrate
- distress
- provoked
- transitioning
- viciousness
- resentment
- decisive
- exagerate
いかがでしょう。ブリティッシュアクセントでぽんぽん進む早口ですね。
個人的には Why “Milanda”? 「なんで”ミランダ”やねん?」ってとこで笑ってしまいました。
そういえば以前、別番組で、ゲイであることをカミングアウトしたアメリカの州知事の元妻のインタビューというのも聞いたことがあります。
家庭を持ち子どもを育てるほどヘテロセクシャルの生活をしようとすればできてしまう、ということにも驚きましたが、でもそれが本当の自分を抑圧した結果なら、きっと心理的に大きな代償を伴ってのことでしょう。
抑え込んだ自分のアイデンティティに悩まされるのは、LGBTQの人たちに限ることではないと思います。
このFrankの父親も相当悩んだからこそ、家庭では威圧的で感情的に安定していなかったんでしょうね。でも72歳でカミングアウトして(!)、次第に家族と新たな関係を築き、息子のライブで踊っちゃったりしてる様子には、思わずほっこりしてしまいました。
そして、私たちが「こうあらねば」なんて思ってる生き方や家族の在り方って、きっと思うよりうんと柔軟でいいじゃないか、と考えさせられます。
世界にはいろんな人がいるPodcastを聞いて世界を広げよう
英検1級をめざすならニュースとか教材とか聞かなきゃだめ?
「英検1級対策をするならにはリスニングも硬派な時事問題や対策教材を聞かなきゃいけない」と思っている人って結構多いのではないでしょうか。実はこれ、誤解なんですね。リスニングに限っては、日常的なやりとりやビジネスシチュエーションで、おカタイ話は実はあんまり出ないのです。
筆者はリスニング対策は好きなPodcastをひたすら聞いてるだけでしたが、それでも不合格だった2回含め、リスニングは得点源でした(当時TOEIC960)。海外経験もないので、それはほぼPodcastを聞いていたおかげだと思っています。特に市販のリスニング対策教材もやっていませんでした(というか、あまりにつまらなくて挫折してから手を出すのをやめました)。
なので、自分の興味のありそうなテーマを見つけたら、どんどんいろんなポッドキャストを聞いてみましょう!なんたってタダですしね。