先日、米国株についての記事を書きましたが、今回はもう少し基本の用語と、関連するポッドキャストも取り上げながら紹介したいと思います。記事を読むだけより、聞くと覚えやすいですよ。米国株に投資するしないに関わらず、米国経済のニュースは海外のポッドキャストを聞いているとよく出くわすもの。頻出する用語を押さえておくとニュースがわかりやすいと思います。
以下に、米国株のニュースでよく見かける主要な用語を解説します。
記事で読むだけよりうんと身に着く!
米国経済の基本用語を「聞いて」覚えよう
ブル・マーケットとベア・マーケット(Bull & Bear Market)
ブル市場(Bull Market)は株価が上昇傾向にある市場を指し、ベア市場(Bear Market)は株価が下降傾向にある市場を指します。覚え方は、ブルは鼻先で「押し上げ」て、ベアは前脚で「叩き落とす」、イメージですね。これらの用語は、市場の全体的な動向を示す際によく使われます。先日のCNBCでも取り上げられていました↓
が、この番組BGMの主張が激しすぎて、正直学習者には聞きにくいですね。
IPO(Initial Public Offering)
IPOは、企業が初めて株式を一般公開することです。IPOを通じて企業は資金を調達し、投資家は新しい投資機会を得ることができます。これは最近の投資ブームでおなじみになっているかもしれませんね。
最近SHEINがロンドンで上場したときはBBCでも取り上げられていました。こちらはウォールストリートジャーナルの番組。この番組はキャスターの声が比較的はっきりしていて、ゲストとの語も落ち着いていて、BGMもうるさくなくて聞きやすいかも。
(SHEINについてはこちらもどうぞ[回答例あり]SHIENから考えるファスト・ファッションの光と影‐英検トピック対策「環境・SDGs」策1級筆記・面接)
NYSEとNASDAQ
NYSE(ニューヨーク証券取引所)とNASDAQ(ナスダック)は、米国を代表する二大証券取引所です。NYSEは、伝統的な大企業が多く上場しているのに対し、NASDAQは、テクノロジー企業や新興企業が多く上場しています。
先日も紹介したDaily Stock Market Newsでもこんな感じ↓。エヌビディア祭りの頃の番組ですね。ニュースを読む代わりに毎日聞き流しておけば、相場の動きがなんとなく頭に入っていいかもしれません。CNBCと違ってBGMもジャカジャカうるさく無いし(笑)、肩も凝らない感じです。
FRB(Federal Reserve Board)と(Federal Open Market Committee)
FRB(Federal Reserve Board)は米国の中央銀行制度の中枢機関で、金融政策の実施、銀行監督、金融システムの安定、決済システムの運営を行います。ざっくりいうと日本なら日銀に相当します。キャスターなどは単に”Fed”と呼ぶことがほとんど。一方、FOMC(Federal Open Market Committee)はFRBの一部ですが、政策金利の決定や公開市場操作を通じて金融市場の資金供給量を調整し、経済見通しを発表します。年に8回のFOMCの発表には注目が集まります。
ということで、6月のFOMCの発表を紹介している番組を見つけました。MUFG、こんな番組やってるんですね…。
こうやって見ただけでも、経済やビジネス関係のポッドキャストはもう星の数ほど存在するのがわかると思います。ポッドキャストを聞くのを習慣にすると同時に、ビジネスの動向も把握できるようになると一石二鳥ですね。
もちろん、「ビジネス関係は関心もないしとっつきにくいな…」というあなた。問題ないですよ!ぜひ自分の好きなジャンルを探して、聞いてみましょう。