こんにちは! 今日は海外の大学の講義が受け放題のCourseraのご紹介をしたいと思います。
もくじ
Coursera とは?
いわゆる MOOC(Massive Open Online Courses)と言われるものの一種で、Udemyなどと並んで有名ですが、Udemyはスキル習得用、Courseraのほうは講義の提供元が大学が多くアカデミックな印象です。今日はこのCourseraの楽しみ方をご紹介したいと思います。
2023年5月時点で、コース数は7000以上!となっています。↑の動画にもある通り外国語、IT、金融から料理やヨガなど趣味の延長として楽しめるものまで豊富にあります。イエール大学の子育て講座なんかもあったりしますよ(受講済みw)。一部有料の講座もありますが、無料のものも豊富にありますので、まずは無料のものから体験してみれば充分です。
構成は全てオンラインでで進んでいくのですが、基本的に動画の視聴+リーディング課題があるものや、クイズ形式で理解度を問われるもの、また、ショートエッセイの提出を求められるものなど様々です。ショートエッセイ方式の場合、大学が採点するということはほぼなくピアレビュー方式で、他の受講生との間で採点し合うため、他の受講生の意見を見ることもできます。これがちょっとした「留学気分」で、かなり刺激になります!
課題を一定の成績以上でクリアする(クイズへの正答率80%以上+ピアレビュー課題〇件クリア、など)と自分の名前が入った修了証が発行されるコースもあり、ダウンロードしたり、SNSでシェアしたりすることができます。デジタルとはいえ、有名大学の証明証に自分の名前が入った修了証は、結構嬉しくなってしまいます。
本業や専門で活用されている方もたくさんいるCourseraですが、今回は、特に「英語学習者目線」でのCourseraの徹底活用法をご紹介したいと思います。
英語学習者向けCourseraの活用ポイント
興味のある分野の話題が体系だってとりあげられている
関心のある分野だと視聴するときの集中度が違いますし、語彙にしてもばらばらと出てくるより体系だってまとめられている方が身につきます。
動画は数分単位に区切られている
英語学習用に人気のTED Talkも、長いものは数十分。Courseraの講義動画のひとつひとつは数分程度のものがいくつかで「1週分の講義」としてモジュール化されています。数分なら飽きる前に終わります。また、ポイントごとに区切られているためわかりやすく、かつ理解しづらければ繰り返して聞くのにも良い長さ。
講義は全て「英語字幕付き」
元言語が英語のもので、日本語字幕があるものは少ないです。ということもあり、日本語字幕はあきらめましょう。むしろ必要ありません。質の高い英語に触れるのが最大かつ唯一の目的ですから。そして、英語での講義でも英語字幕は必ずついています!英語学習用にはこちらを使います
クイズで理解度の確認ができる
視聴後に一定の区切りで「おさらいクイズ」が設けられているものが多いです。これが程よい緊張感をもって見る助けになります。なんとなく見てしまい、「わかったつもりになってみて実はあんまり理解できてない」が防げます!もちろん、不合格でも再チャレンジは可能!わかるまで見ればよいのです。
エッセイライティングがあるものは、ライティングの対策になる!(もちろんリーディングも)
数百ワードのショートエッセイを求められるものはちょくちょくあります。ピアレビューで、1人か2人の他の受講生のエッセイを採点する必要があります。採点基準はその内容が妥当かとかいった主観的なことではなく、ちゃんと課題の「〇〇について述べよ」といった要件に沿って書いているか、と客観的な採点基準が示されます。最初はちょっとドキドキしますが、これも良い経験。
ちなみに、いきなり英語でショートエッセイなんて……と躊躇しているそこのあなた。Courseraは世界中から受講できるので、非英語圏から受講している仲間もたくさんです。「高校の先生に勧められたから受けてます」なんていうインドからの受講生が多発しているコースに遭遇したこともあります。なので、気負わず臆せず、自分の意見を表現していきましょう!英検のライティングや面接対策にも通じることですよね。
Courseraの使い方(公式Youtubeチャンネルより)
効用はさまざま・利用の形もさまざま
いかがでしょう。これだけ使い勝手の良いものが無料で利用できるなんて、本当にいい時代になったものです(行間から年齢がだだ漏れてます)。コース修了まではハードルが高いとしたら、TED Talk替わりに気になるコースの動画だけつまみ食いならぬ「つまみ見」をする、でも全然問題ないです!むしろおススメです。実際わたしも何コースかそうしてから、本格的に取り掛かり出しました。
コースには難易度の表示がある
Courseraの各コースは、レベルの表示があります。最初は「ビギナー」とある物を選びましょう。もちろんこの難易度は「英語の」難易度ではなく、コースの内容の難易度。ビギナーだからってESL向けでは全くないことはお間違いなく。もちろん、ノンネイティブ向けの英語の講座もたくさんありますよ!
ビジネス英語やライティングなど英語学習者向けのコースも
動画を見るだけでは物足りなくなってきたら、次はコース修了を目指してみましょう。私も最初はエッセイライティングに壁を感じたので、先にアカデミックライティングのコースを履修しました。これは非英語圏からの留学生も意識して作られているコースで、ライティングのプロセスが具体的に説明されていて非常に良かったです。
修了にこだわらず英語学習素材として見れば活用方法は無限大!
先ほども少し触れましたが、動画+英語字幕付き+体系だった質の高い英語、といった要素の揃ったCourseraは、リスニング・リーディングの素材としても最強です。肩の力を抜いて、一度覗いてみましょう!
英語で自分の関心・興味の幅を広げよう!
個人的には、せっかくいろんなテーマあるのだから、自分の関心のあることを英語「で」学ぶべく、幅広いテーマに挑戦してみてほしいと思います。全部わからなくても、わかるところだけ拾えば大丈夫!(タダだから!)。
Podcastのテーマでもしつこく書いていますが、「自分が好きなこと・興味があること」を英語で追求する時の「吸引力」を、ぜひ英語学習に利用していきましょう!
では、Enjoy Learning!