こんにちは。英検の筆記は、お好きですか?…もちろん、なかなかそんな人はいないかなと思います。この記事では、そんな「ライティング問題に怖気づいてしまう」一人だった筆者が、英検1級の筆記対策として、合格するまでにやったことをご紹介したいと思います。
もくじ
まずは、型を身に付ける
まずは作文慣れ、型に慣れるために、英文添削IDIYを活用して、基本毎日エッセイライティングの基本を練習しました。これを2~3か月続けました。これは、英検1級のトピックとは違う内容で、まずは文法でミスをしないこと、どんなお題が出されてもキッチリ論点を3つ示すこと、の練習に使いました。
英文添削サービス「アイディー(IDIY)」をフル活用で英検1級攻略
直前対策には、トピックに関連する語彙を刷り込む
もう一つの対策用に、私が買ったのは、こちらの参考書。
英検1級英作文問題完全制覇
これの何が役に立ったかというと、「コンテンツブロック」という50ワード前後の「エッセイに使える素材集」的なものが収録されていることです。
自分で論点を組み立てる材料になる「コンテンツブロック」
このコンテンツブロックは、「現代日本社会」「世界の問題」「環境保護」「テクノロジー」など、過去問から導き出した12の頻出分野について、パラグラフ単位の英文(コンテンツブロック)を212収録。表現力とさまざまなテーマの問題を論じるための知識が身につきます。
また、環境、経済、社会問題、ソーシャルネットワークサービスといったジャンルごとの頻出単語・表現のリストも付属しており、これも使える語彙レベルの底あげに立ちました。
「模範解答の丸覚え」作戦が苦手な人向け
それ以外にも「実践問題の解答例」などがありますが、私はあまり参考にしませんでした。なぜなら「主張がだいたい自分の意見と違うから」です。自分が考えていないことをこっちのほうがカッコいいから、正論っぽいから、といった理由でまる覚えをしようとしても、いざ実践ではテンパってしまい議論が破綻しがちで危険なのです。(ただし、「自分の本音とは違うけどこっちのほうが書きやすいから書く」というのはむしろOKですが。)
要は人の言葉をまるまる借りてきてそれだけで正解が書けるとは思わないこと。少しでも「自分の言葉」を増やすために、丸覚えではなく「自分だったらどう考えるか」「どんな指摘ができるか」というのを考えながら読んでいました。そういう意味で、「模範解答丸覚え」じゃなく自分で論理展開を組み立てたい派には、この本はとってもおすすめ。
(後日追記/今ならこれも使えます!ChatGPTを英検1級の面接(二次試験)対策にフル活用/筆記対策にも応用可!-AIで英語学習)
テンプレ表現の習得や、自分の傾向分析にもGood
そのうえで、「あ、この言い回し使いやすそうだな」というものは、「議論を組み立てるときのテンプレ表現 の拾い出し」などを含め、線を引いたりして何度も眺めました。
また、自分が「このジャンルは書きやすい」「このジャンルはなんだか雲をつかむようで苦手」といった自分が自分の傾向を知ることにも役立ちました。それによって、さらには自分の得意なジャンルに無理やりでも切り口を寄せて書く、といった作戦も可能になります。
そして、やっぱり大切なこと。
それ以外に大切なこと。それは冒頭にも書いたエッセイの「構成」をきっちりおさえることです。
そう、「序論」「本論」「結論」のパラグラフ構成。
これは、難しそう、と怖気づきそうですが、実は難しく考えてはいけません。「型」だとおもって、身につくまで練習しましょう!