最近ポッドキャストを聞いていてふと思うのですが、ネイティブ向けポッドキャストを聞き始めた当初に比べたら、諸々聞き取れるようになったなあ…、としみじみ。最初はわならないとこだらけで凹んでましたから。
振り返って、ヒアリング力アップにかかった時間はダテじゃありません が、時間がかかることが必ずしも悪いわけではない、と筆者は思います。というか、時間をかけないと身につかないことも、確かにあるからです。
もくじ
短期で目標達成!の謳い文句のワナ
「○週間で英検○級合格!」とか「○週間で TOEIC の点数が劇的に上がる!」といった宣伝文句を見るたびに、怪しいもんだな〜と正直思っています。高額なコーチングやスクール、もしくは画期的なメソッドで飛躍的にあなたの実力を伸ばします!と言った謳い文句も然りです。
例えばあなたが「○月の TOEIC で何点をとりたい」「○歳になるまでには英検○級を取りたい!」といった夢があると思います。それを励みにするとはとてもいいことです。だけど、それって、「1ヵ月で10キロ痩せる!」的な無茶ダイエット計画に似たものになっていないか、一度考えてみましょう。英語力アップというのは本来もっと時間がかかる変化なのです。
「目標から逆算して計画を立てよう!」は英語学習では絵に描いた餅化しやすい
筆者はそういった英語コーチングスクールや高価な学校を利用したことがないので、一概に否定することはできません。けれど、自分なりに力を伸ばした経験を振り返って、あれがTOEIC900超えてるからという理由で選ばれた研受けたコーチがついたからって(コーチングスクールの募集レベルがそのへんです)、すんなり身につけ「させてもらえる」とは思えないのです。もちろんプロのノウハウはあるのでしょうが。(これは特に、交換留学から帰ってきたうちの高校生がTOEIC945とったことでさらに確信となりました…。英語学習歴の全然違う相手にTOEICの点だけをベースにアドバイスされても、それって自分の役に立つの?と思ってしまうのは私だけでしょうか。
そう、例えるならダイエットにコーチング付けてる、的な感じというか…。いや、結局ダイエットは自分が継続できるかであって、他人がさせてくれるもんじゃないですよね。(圧はかけてくれるでしょうが、そこにお金をかけたいですか?)
奇跡は待っていても来ない。でもこっちから歩いていけばいつか確実にたどり着く
そういう「他力」に頼らずとも、時間をかけて培った自分の実力は、決して自分を裏切りませんし、確実で大切な財産になる、と思っています。
何より、英語学習自体を楽しんでしまえば、続きます。もちろんダイエットと同じく何が効果的かの正しい知識は持つ必要があります。そのへんは、このブログでもたくさんご紹介しています。
そしてそれが高価なスクールより何より、一番確実な道のりだと思います。