こんにちは。今回は、英検1級不合格時代に、私自身とっても気になっていた、TOEICと英検1級の関係について考えてみたいと思います。
もくじ
TOEICで何点取れたら英検1級合格安全圏?
残念ながら、そんな目安は存在しない
さて、英検1級とTOEICスコアの相関関係というか、目安について。よくTOEIC○点以上、英検○級以上、と並べて書かれたりする両試験ですが、英検1級に限ればTOEIC何点以上なら合格安全圏、なんてことは言えません。がっかりしてしまったあなた、ごめんなさい。
もちろんTOEIC満点であれば英検1級のリスニングを手堅く得点源にできると思いますが、だからといって100%英検1級に受かる保証はありません。なぜかというと、いわゆるTOEIC(L&R)に必要なリーディング&リスニングスキルと、英検1級で問われる語彙力、長文読解力、英作文ライティングスキル、そしてスピーキングスキルの間になかなかに深い溝があるからです。
経験者は語る
TOEICスコア960からの!英検1級不合格時代
実例として言えば、筆者はTOEIC960を取ってから英検1級を初受験しましたが、結果は一次試験すら不合格でした(涙)。今思えば明らかに準備不足(特に語彙パート)でしたし、当時はスピーキングもよく言葉に詰まっていましたので一次をクリアしても二次試験で確実に不合格だったはず。
なので(あまり声高に言う当事者はいませんが)、TOEIC900オーバーでも英語を大して喋れない人もいるのは厳然たる事実。私がそうだったので(涙)。もちろん、同じTOEICスコアならネイティブ級に流暢な人もたくさんいるので、そこは誤解なきように。ただしネイティブ風のきれいな英語を喋れても、英検1級に合格しない人もいるのも事実なわけですけどね。
逆に、「英検1級に合格しているけど英語を大して喋れない人」は、まずいません。発音やアクセントは様々でも、英語四技能の運用能力全体がないと合格しないテストですので、TOEICとは違い「英語が使える人」という証明には確実になります。だから英語の難関資格としての評価はあるのだろうと思います。
TOEICで天井を感じたら
いよいよ英検1級へ―勉強法も変えましょう!
なんて上のようなことを書いてますが、私の場合もTOEIC900超えから英検1級合格までが長い道のりでした。今、当時の自分に会えたら、もっと近道を教えてあげるのに!と思います。
TOEICスコアが伸びてきたから、次はいよいよ憧れの英検1級…と思ってこのページをチェックしてくださった皆さん、ここまでで心折れたかもしれませんが大丈夫!ただし発想と勉強法はガラッと変えていきましょう。今までの延長では難しいです。でも苦しい方に変えろとは言ってないですよ!また、高価なスクールやコーチングに頼るしかないんだ…と諦めないでください。
このブログでいろいろとご紹介している中から、自分に合う、楽しめる、かつ効果のある方法を見つけてください。
「英検1級に届きそうで届かない」皆さんへ
かつての私と同じ!もどかしい思いを糧に、がんばりましょう!
なのでこのブログは、当時の自分へ向けて、また、当時の自分と同じようなところでもどかしい思いをしているかもしれない学習者の皆さんへ向けた私なりのプレゼントです。いや、同じような遠回りや出費をする皆さんを減らしたい、というリベンジかも。
ただ、振り返れば、遠回りのように見えてもその間積み上げてきたリスニングの時間や多読の語数は決して無駄だったわけではありません。自分の英語の基礎をつくってくれたと思います。あとは語彙力やスピーキング、ディベート力を効率よくトレーニングする方法や心構えをもっと早く知れればよかった!そう思ってます。
これから、そんな情報を発信していきたいと思います。私もまだまだ勉強中の身。そう、楽しいから合格した後だって続けてます。ぜひ一緒にがんばりましょう。