リスニングにはPodcastの聞き流しが良い、と理解はしていても、それを実行に移せるかどうかはまた別の問題。仕事から帰ってきてぐったりしているときに、スマホを立ち上げたらまず…PodcastプレーヤーではなくSNSを立ち上げてしまうでしょう。このメッセージ返信しなきゃ、このタイムラインをチェックしよう、そう思っているうちに、急ぎの用事を思い出したり…気が付けば「あ、今日聞いてないや」。わかります。筆者もやってましたから。
もくじ
自分の「意志力」なんて当てにしない!
そんな中で英語の音声を聞き続けるには、疲れているときの自分の意志力なんかを当てにせず強制的に再生が始まる環境を構築することです。
やる気に満ちているときの自分と疲れているときの自分はほぼ別人格ですので、当初からそれを見越した対策が必要です。具体的な例のひとつとして、スマートスピーカーを活用した方法をご紹介します。
スマートスピーカーがあるじゃないか!
筆者の家には人間の数よりAIスピーカーの数が多いのは公然の秘密(?)ですが、無駄に多いだけではありません。(完全に言い訳ですが)ちゃんと酷使しています。
例えばGoogle Home Mini(現行モデルだとGoogle Nest)以下のように自動化して活用しています。
帰ったら「ただいま」の一言でリスニング開始
「ねえGoogle、ただいま」と声をかける
↓
「エアコンと照明がスイッチオン」
↓
BBCストリーミング再生開始
という流れ。これなら、どんなに意志力が残念でも、問題なく毎日英語リスニングができてしまいます。これは意志力ユルめを自認する筆者で実証済み。
実際の設定の方法は、こちら。
設定方法
Google Home アプリ→ルーティン→在宅時や帰宅時の設定(例)ただいま→アクションの設定→ラジオの再生→BBC radio 4
ここでは再生するのはBBCにしていますが、Googleがカバーしている他局の番組でももちろんいいできょう。ただし、音楽メインの局のはリスニング向上には残念ながら不向きです。常に英語でなにか喋っているラジオ局にしましょう。
ネイティブ向け音源の聞き流しは「全部を理解する必要はない」ので、まずはBGM替わりに流しておいて、「ところどころ気になる単語が耳に入ったら集中してみる」くらいで全く問題ないと思います。
以上の方法で、一度取り入れてしまえばあとは何もしなくて英語のヒアリング時間が稼げます。
高いスクールにお金を払うくらいなら環境整備に投資しよう!
いくら高額なレッスン料のスクールに週1回通ったって、高いコーチングスクールに数十万払ったって、それ「だけ」では英検1級の合格に必要なリスニング力は身につきません。結局ものを言うのはどこまでいっても日々どれくらい自分から英語に触れているか、です。つまり、自分でその環境をつくりあげることができれば、高額なスクールは必要ないのです。
意志力ってお金で買える?ー英語コーチングスクールの台頭で思うこと
ちなみに、Amazon のEchoシリーズでは同様の機能が見つけられていないので(Spotifyでポッドキャスト自体は聞けるようですが)機会があれば一度実験してみようと思います)。